本プログラムは無事に実施されました。東京大学への訪問報告は最下部です。

【プログラム概要】
「El Colegio de México(エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学)修士課程学生による日本研修ツアー」プログラムを2016年11月20日から2017年1月5日にかけて実施します。エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学は、ラテンアメリカ地域有数の人文社会科学系研究機関であり、東京大学が『スーパーグローバル大学創生支援』事業の一環として進めている戦略的パートナシップ構築プロジェクトの対象校となっています。このプログラムは、エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学のアジア・アフリカ研究所日本研究プログラムに所属する修士課程の学生が日本で現地調査を行うというものです。日本研究プログラムでは、日本語能力の習得や日本の歴史に関する理解に基づき、一次資料を通じた独自の研究を目指しています。そのため、実際に日本へ赴き、メキシコでは十分にカバーできない資料を収集し、調査を行うことが重要であり、本プログラムはそうした目標を達成するための貴重な機会を提供します。とくに、博士課程進学を視野に入れている学生にとっては、本研究だけでなく、将来にわたる日本の研究者との関係構築のための重要な機会となるはずです。

【プログラムの流れ】
研修2日目の11月21日月曜日に東京大学を訪問し、オリエンテーションを行います。まず、大学院総合文化研究科長である小川桂一郎先生を訪問し、キャンパスツアーを行います。そして、東京大学の学生との交流会を行います。交流会では、エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学の学生は自身の自己紹介や研究テーマについて発表します。その後、各学生の研究テーマに近い研究分野を学んでいる東京大学側の学生とのマッチングを行い、1月までの調査についての話し合いなどを行います。交流会後にはレセプションを企画しています。
その後は、エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学の学生が実際に個別のフィールド調査などを行います。彼らの必要に応じて、ペアとなった東京大学の学生が様々な形の支援を行い、また、当該分野の教員や研究者などからも適宜フィードバックを行います。各自の研究の進捗状況に応じて、柔軟に対応していくことによって、エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学の学生にとってより実りある日本研修になるようにします。


【プログラムの目標】
― エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学の学生にとっては、日本での調査経験を積むこと、学位論文にむけた各種データの収集を実現すること、日本人研究者とのコンタクトを得ることを目標にしています。また、日本語能力の強化も目指します。さらに、東京大学の若手研究者と、今後の研究につながる関係を構築することによって、今回の滞在期間中にとどまらない長期的な学術関係・人間関係を築き上げることを期待しています。
― 東京大学の学生にとっては、エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学の学生との交流を通じて、若手研究者同士の国際的なつながりを築くと同時に、メキシコをはじめとするラテンアメリカ地域に対する理解を深めることが大きな目標のひとつです。また、エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学の学生が行う調査をサポートするという経験を通じて、自らの研究調査の方法を考える際の貴重な機会を得ることも大切な目的です。さらに、ラテンアメリカ地域に関心のある学生やスペイン語能力を高めたい学生にとっては、東京に居ながら語学力を短期間で高めることができる絶好の機会となると思われます。

【プログラムへの参加】
「El Colegio de México修士課程学生による日本研修ツアー」プログラムに参加を希望する学生は、UTokyo LAINACまでメールを送ってください(info[at]lainac.c.u-tokyo.ac.jp。主として大学院生を念頭に置いてはいますが、学部生であっても、スペイン語力を高めたり、ラテンアメリカ地域の友人を作ったりなど、この機会を活用したいと思われる方は参加可能です。ラテンアメリカを研究対象にしている必要はありません。来日する学生は日本を主な研究対象としています。スペイン語能力も必要ありません。参加費は無料です。参加希望者は、11月21日(月曜日)午後のオリエンテーションには出席するようにしてください。

【プログラムへの支援】
このプログラムは、国際交流基金より支援を受けています。また、UTokyo LAINACでは、来日中のエル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学の学生の調査活動を支援するために、本学国際短期プログラムとして現在申請をしています。採択された場合、東京大学の図書館や保健センターを利用することが可能になります。

【東京大学への訪問報告】

研修2日目の11月21日月曜日に東京大学を訪問し、オリエンテーションを行いました。まず、大学院総合文化研究科副研究科長の森山工先
を訪問し歓迎の言葉をいただきました。エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学の学生たちは、自身の関心や研究分野についての自己紹介を行いました。また、日本や東大での研究について学生達から森山先生に積極的な質問がなされました。


キャンパスツアーを行ったのち、東京大学の学生・教員との交流会を行いました。交流会では、エル・コレヒオ・デ・メヒコ大学院大学の学生から自身の自己紹介や研究テーマについてのプレゼンがなされました。文学、歴史学、考古学、
政治学、社会学など研究テーマは多岐にわたり、各発表について会場から多くの質問がなされました。交流会後にはレセプションが行われ、フランクな雰囲気の中で、引き続き各々の研究について意見交換が行われました。